外壁塗装のタイミング
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外壁塗り替え時期の
見極め方
よく、外壁の塗り替えは、10~15年ごとが適切だとされています。ただし、これはおおよその目安に過ぎず、建物の立地条件やその地域の気象条件、使用している塗料のグレードなどによっては、より劣化が進んでいることがあるので要注意です。ここでは、川崎市高津区・宮前区の「株式会社トータルアート」が外壁塗装の実施時期をどう見極めるべきかについてご説明します。
外壁塗装の劣化が起こる原因
外壁塗装の場合、塗装面にダメージが生じる主な原因は雨・紫外線・経年劣化3つです。雨も最近では単なる水ではなく酸性雨であること、大気汚染の関係でさまざまな化学物質を含んでいることなども劣化のスピードに拍車をかけています。もちろん紫外線の影響は計り知れません。また、地震や大風などで建物が揺れると外壁部分が歪み、弾性を失った塗膜からひびや剥がれが生じます。こうしたストレスが度重なることで起こるのが経年劣化と呼ばれるものです。
外壁の劣化のチェックポイント
下記のような点が目立つようになったら、外壁の塗装面は劣化が進んでいます。早急に塗り替えを検討しましょう。
[point1]外壁に汚れが目立つ、汚れが落ちにくい
外壁に付着した汚れがいつまでも落ちない、掃除をしても汚れが落ちにくくなるといったような場合は、塗装面の経年劣化が進んでいます。このままだと、雨水が建物内部に侵入し、柱や梁、土台など構造部分を腐食させる原因になるので要注意。早急に対策を講じましょう。
[point2]色あせがひどくなった
外壁が長期間にわたって紫外線に晒されたため、退色が生じています。この状態では塗料の持つ防水機能や防汚機能も相応に劣化していると考えてよいでしょう。
[point3]白い粉を吹いたように見える
経年劣化や紫外線の影響で塗料の成分が分離してくると、塗装面に白い粉が吹いたような状態になります。これが「チョーキング」(白亜化現象)と呼ばれるもの。この症状が現れていたら、すでに塗装面の劣化が相当に進んでいて、建物内部に雨水が侵入している可能性が高くなります。放置しておけば、柱や梁、土台が腐りかねません。
[point4]表面にクラック(ひび割れ)がある
「クラック」とは、ひび割れのこと。前回の塗り替えから相当の期間が経過しているような場合、外壁の継ぎ目やサッシと接する部位にこうしたクラックが生じていることがよくあります。些細な変化なのでとかく見過ごしがちですが、これは緊急を要する状況です。なぜなら外壁の素材面が露出していて、建物内部に雨水が侵入しやすくなっているからです。
[point5]苔や藻が繁殖している
塗装面が健在で表面の滑らかさが維持されているような状態では、そこに苔や藻が繁茂する余地はありません。しかし、外壁の一部でも苔や藻で緑色に変色している箇所が認められるような場合は、劣化の進行はかなり進んでいると見てよいでしょう。
[point6]シーリング(目地)に亀裂がある
サイディングボードを接合するコーキング剤が劣化して亀裂が生じることがあります。こうなるとすでに建物内部に雨水が浸入していることが考えられるので対策を急ぎましょう。最悪の場合、亀裂から外壁内部にも水が浸み込み、塗装面だけでなく、サイディング材そのものにもダメージが及んでいます。
[point7]鉄部にサビがある
ガルバリウム鋼鈑を使用した金属系のサイディング、トタン屋根など、そのほか鉄を使用している部材は防錆処理が施されています。すでにこうした部分にサビが生じている場合は、外壁や屋根も塗り替え時期に来ていることが少なくありません。
外壁塗装のサイクル
一般には、10~15年ごとに外壁や屋根の塗り替えを実施するのが妥当とされています。しかし。これはあくまでも目安で、塗料のグレードが低かったり、日照・降雨・降雪などの気象条件が厳しかったりする地域では5年程度しか持たないこともあります。要は、常日頃から外壁部分を注意深く観察して、塗装面の剥がれやひび割れがないか、汚れが落ちにくくなっていたり、苔や藻が繁殖したりしていないかなどよくチェックしておきたいところ。もし、少しでも懸念すべき状況なら、信頼のおける塗装業者に外壁の診断を依頼しましょう。