必見!塗装工事の見積もり用語集【2025年版】

みなさん、こんにちは!

株式会社トータルアートの花木です。(https://tt-art.jp/

塗装工事の見積もりを受け取ったとき、「この項目は何を意味しているの?」と疑問に思うことはありませんか?けっこう専門的な用語が多く、どの作業にどのくらいの費用がかかるのか分かりにくいのが実情です。

そこで今回は、外壁塗装の見積もりに登場する用語を徹底解説! 項目ごとの意味を理解し、適正な見積もりかどうかを判断できるように なりましょう。焦って決めて失敗しないように、実際の見積もりのサンプルを例に事前情報としてぜひ保存しておいてください!

 

見積もりの基本構成

施工会社によってフォーマットやデザインは多少変わりますが、塗装工事の見積もり内容としては、基本的には以下のような構成になっていきます。

 

1. 基本情報(会社情報、工事名、工事場所、工期、保証内容 など)

2. 施工項目(各作業の費用)

3. 塗料の種類と使用量

4. 諸経費

5. 合計金額

それぞれの項目でよく使われる用語を詳しく解説していきます!

 

1. 基本情報に関する用語

⚫︎ 会社情報

当たり前の内容かもしれませんが、実在する会社かどうかも含めて確認はしっかりしておきましょう。

会社名、所在地、電話番号、webサイトURLや公式LINEアカウントなどのSNS情報

⚫︎ 工事名

見積もり内容の対象となる工事の名称です。

例:「外壁塗装工事」「屋根塗装工事」「付帯部塗装工事」など。

⚫︎ 工事場所

施工する建物の住所が記載されますが、時代的に個人情報のためなくても問題はないことが多いです。

⚫︎ 工期

実際に作業にかかる日数です。天候や作業内容により変動する場合がありますが、工期が短い上に高すぎるなどもあるため現実的な期間かどうかを判断できるようになっておきましょう。

例:「〇〇年〇月〇日~〇月〇日(約10日間)」

ポイント

一般的な2階建てのお家の塗装工事だと、外壁と屋根を含めてもおよそ1-2週間程度(天候に左右される)では終わることが多いです。時期によっては、乾かす工程を長く見たりすることもあるので、事前に担当者のお話しをしっかりと聞いておきましょう。

⚫︎ 保証内容

施工後の保証期間や保証内容について明記されます。

例:「外壁塗装:7年保証」「屋根塗装:10年保証」

ポイント

材料のメーカー保証とは別に施工会社が出す保証があるかも念の為チェックが必要です。何か不具合があった際には、どのような対応になるかも確認しておくと安心ですね。

 

2. 施工項目に関する用語

実際の作業内容が記載されますので、特に覚えておくと役に立つ項目になります!

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⚫︎ 仮設足場

塗装作業を安全に行うために、お家の周りに設置される足場のことで、安全に工事するためにはほとんどの家で必要な項目です。

「足場代」 と記載されることもあります。

単価の目安:700~1,200円/㎡

見積もり金額の大部分を占めることが多いため、単価と平米数を確認しましょう。

 

⚫︎ 飛散防止シート

塗料が飛び散るのを防ぐために足場に設置するシートのこと。

単価の目安:100~300円/㎡

外壁だけでなく、車や植木などの養生も含まれる場合があります。

⚫︎ 高圧洗浄

外壁の汚れやカビ・コケを取り除く作業。塗料の密着性を高めるために行います。

単価の目安:150~300円/㎡

水道はご自身のお家の外構にあるものを利用しますので、水道代は普段の料金にプラスされます。

 

⚫︎ 下地処理

外壁のひび割れ補修やシーリング補修など、塗装前の準備作業で非常に大切な項目です。

シーリング(コーキング)補修

外壁の目地やサイディングの隙間を埋める材料(シーリング材)の補修。

打ち替え:古いシーリング材を撤去し、新しいものを充填する(耐久性が高い)。

増し打ち:既存のシーリング材の上から新しいシーリングを塗布する。

単価の目安

打ち替え:800~1,500円/m

増し打ち:400~900円/m

クラック補修

モルタル外壁のひび割れ(クラック)を補修する作業。

単価の目安:500~2,000円/箇所

ポイント

細いひび割れ(ヘアクラック)は弾性塗料でカバーできますが、大きなひび割れはエポキシ樹脂で補修する必要があるため費用も少し嵩むこともあります。現状、把握していない補修箇所もあるので、確認はしておいた方が良いでしょう。

 

3. 塗料の種類と使用量に関する用語

⚫︎ 下塗り

塗料の密着性を高めるための最初の塗装工程。いきなり防水塗料を塗布しても剥がれたりする原因になるため、プロは確実に行う工程です。

「シーラー」「プライマー」「フィラー」など、外壁の種類に応じて使い分けられる。

単価の目安:600~1,200円/㎡

下塗りを省略すると塗料の密着が悪くなり、早期剥がれの原因になるためほとんどの見積もりに入っていることが一般的です。

 

⚫︎ 中塗り・上塗り

中塗りと上塗りは仕上げ塗装のこと。耐久性や美観を向上させる。

単価の目安:1,500~3,500円/㎡(塗料の種類による)

中塗りと上塗りをしっかりと塗り重ねることで、塗膜の厚みが確保され性能が発揮されやすくなりますので、一度塗りになっていないか確認しておきましょう。

 

⚫︎ 塗料の種類

塗料は耐久性や価格が異なるため、見積もり時にしっかりと確認しましょう。

アクリル塗料(耐久性:約5~7年):安価だが耐久性が低い。

ウレタン塗料(耐久性:約7~10年):コストと耐久性のバランスが良い。

シリコン塗料(耐久性:約10~15年):人気が高くコストパフォーマンスが良い。

フッ素塗料(耐久性:約15~20年):高価だが耐久性抜群。

ラジカル制御型塗料(耐久性:約12~16年):比較的新しい塗料で、シリコン以上の耐久性がある。

実際の当社の見積もりサンプル

 

4. 諸経費に関する用語

⚫︎ 養生費

塗装しない部分(窓やドアなど)をビニールシートなどで保護するための費用。ビニール性の材料で安価ですが、丁寧に養生をすることで仕上がりに雲泥の差が出るため大切な工程です。

単価の目安:200~500円/㎡

丁寧な養生がされているかどうかで、仕上がりの美しさが本当に変わります!

⚫︎ 施工管理費

現場監督の人件費や施工の管理費用。業者によっては「現場管理費」と記載されることもあります。

単価の目安:工事費の5~10%程度が一般的(大手施工会社の見積もりに記載されることが多い)

⚫︎ 諸経費

塗装工事に伴う雑費。足場運搬費、駐車場代、現場管理費などが含まれることが多い。

単価の目安:工事費の5~15%程度が一般的

諸経費が不明瞭に高くなっていないかチェック。不要に高い場合などは一度担当者へ相談することをお勧めいたします。

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5. 合計金額

見積もりの最後には、全ての費用を合計した金額が記載されます。

見積もり比較の際のチェックポイントまとめ

⚫︎ 一式表記に注意

詳細な金額が記載されているか

⚫︎ 塗料の種類とグレードを確認

耐久性と価格が適正か

⚫︎ 諸経費が適切か

不明瞭な費用が上乗せされていないか

まとめ

外壁塗装の見積もりを理解することで、不必要な費用が含まれていないか、適正価格であるかを判断できるようになります。特に シーリング補修や塗料のグレード、諸経費の内容 に注意しながら、信頼できる業者を選びましょう!

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