塗装ができない自宅の屋根材とは?!コロニアルNEO編

みなさん、こんにちは!

株式会社トータルアートの花木です。

今回は、自宅の屋根材にコロニアルNEOが使用されている際のメンテナンスについて注意事項を交えながらお伝えしていきます。また、この話題についてはさまざまな見解がweb上でも繰り広げられていますが、お客様の大切なお家のメンテナンスをする上であくまでプロ目線の平等な観点でお伝えできればと思います。

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コロニアルネオ(クボタ)の屋根

屋根材の選択は家の寿命やメンテナンスに大きく影響します。今回ご紹介するクボタ(現KMEW)のコロニアルNEOは、その耐久性とデザイン性から多くの住宅で採用されていました。しかし、2001年にクボタ(現KMEW)からアスベスト規制により使用出来なくなった”ニューコロニアル”の後継として販売されていたノンアスベストスレート屋根材です。 その後、2008年にコロニアルクァッドが発売されるまで約7年間の販売で終了しました。コロニアルネオは塗装が難しい素材であるため、適切なメンテナンス方法を知ることが重要です。この記事では、コロニアルネオの特性とメンテナンス方法について詳しく解説します。

コロニアルネオの特性

コロニアルネオは、クボタが提供する屋根材で、セメントを主成分とした繊維強化セメント板(FRC)で作られています。この素材は、耐久性や防火性能が高く、軽量で施工がしやすいという特徴があります。デザインのバリエーションも豊富で、さまざまな住宅スタイルに対応できます。自宅の屋根材はどんな材料かを見る際には、微妙な違いですが、以下の画像のように見た目で見分けることもできます。

 (屋根材の凹凸を見るとわかりやすいですね!)

塗装不可の理由

コロニアルネオは、繊維強化セメント板で作られているため、表面の劣化や吸水によるダメージが塗装だけでは防ぎきれません。そのため、塗装を施しても塗料がうまく定着せず、剥がれやすくなるため、塗装によるメンテナンスは推奨されていません。

メンテナンス方法

コロニアルネオの屋根を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが必要です。以下の2種類がが主なメンテナンス手段として提案されることが多いです。

 1. カバー工法

カバー工法は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねて施工する方法です。この方法は、既存の屋根を撤去せずに済むため、工期が短く、廃材処理のコストも削減できます。また、重ねて施工をすることで、断熱効果や防音効果も向上し、居住環境の改善にもつながります。

(左記はカバー工法の施工後写真です。)

 2. 葺き替え工法

葺き替え工法は、既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材に交換する方法です。既存の屋根材が劣化している場合や、大規模な修繕が必要な場合に適しています。新しい屋根材を使用することで、屋根全体の耐久性や機能性を大幅に向上させることができます。

(左記は葺き替え工事施工途中の写真です。)

カバー工法と葺き替え工法の値段については、屋根の状態や平米数などで変わってきますので、一度現場調査を含めた見積もりを複数社から取ることをお勧めいたします。

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メンテナンスのタイミング

コロニアルネオのメンテナンスは、定期的な点検を行い、劣化が見られる場合に実施することが重要です。目安としては、10年から15年に一度の点検を行い、必要に応じてカバー工法や葺き替えを検討することが推奨されています。ただし、お家の立地条件や周辺環境、または地域性による天候の違いでも、状態は全く異なりますので、定期的にご自宅の屋根を眺めてみることもお勧めいたします。

まとめ

これまでをまとめると、クボタのコロニアルNEOは、耐久性とデザイン性に優れた屋根材ですが、塗装によるメンテナンスが難しいため、適切なメンテナンス方法を知ることが重要です。そのため、カバー工法や葺き替え工法を検討し、定期的な点検を行うことで、長期間にわたって快適な住環境を維持することができます。見積もりを取る際にも、目視だけでなく屋根に登ったり、ドローンを活用したより充実した点検を行う業者に頼むようにしましょう。

当社について

トータルアートは、川崎市に本社を構える創業33年のベテラン塗装会社です。横浜と相模原にも支店があり、都内施工も行っております。1件1件丁寧なヒアリングから、施主様が納得のいく工事を提供させていただきます。

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