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「撥水」と「親水」、何が違う?
みなさん、こんにちは!
GWも過ぎ5月半ば、6月になればジメジメとした梅雨の時期がやってきます。
そこで今月は、梅雨~夏時期に向けての外壁塗装のお話をしていきたいと思います。
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塗装のようで塗装じゃない? 撥水・親水とは?
皆様は「撥水剤」という塗装の材料をご存知でしょうか?
よく、車のコーティング剤などで聞く商品です。コロコロと雨粒を弾くアレですね。
また撥水に対して「親水」という言葉が付くコーティングや、塗装材料があります。
「撥水」と「親水」、どちらも雨水を弾く効果のことを言いますが、どういった違いがあるか皆様はご存知でしょうか?
また、外壁塗装ではどのような場所に使われ、どのようなメリットがあるのか。
6月の梅雨時期に向けて、今回は雨に対しての外壁塗装のお話です。
「撥水剤」と「親水コーティング」
まずは「撥水」と「親水」の効果の違いについてご説明します。
「撥水」の効果は、先にご説明したとおり水を玉のように弾く効果のことです。
外壁塗装では、よくタイル面やコンクリートの壁や床面に「撥水剤」が使われます。
対して「親水」の効果は、水を弾くのは同じですが、薄く膜のようになってしっとり流れていきます。
こちらは外壁塗装では、新築時のサイディングボードにコーティングとして施工されているほか、あとから施工できる塗装材料もあります。主に塗装されている面や水の吸い込みがない部位へ使用されます。
撥水剤と親水コーティングのメリット
では撥水剤と親水のコーティングは、どのようなメリットがあるのでしょうか?
撥水剤は、主にタイル面やコンクリートの浸水防止と劣化防止のために施工します。
外壁のタイル目地部分やコンクリート部は、何もしないと雨水を吸って内部まで水が浸透します。通常は内壁部に防水シートがあり防水対策をしていますが、撥水剤を施工することで、漏水のリスクを減らすことができるのです。
また鉄筋コンクリートは、雨水で内部の鉄筋が錆びて劣化するため、その抑制効果もあります。
親水コーティングは、塗装面へ施工することで、雨水が流れ落ちるのをうまく利用して、付着した汚れを一緒に洗い流す効果が期待できます。
見た目については、撥水剤は目地やコンクリートに浸透させて定着させるため、若干濡れ色になりますが乾燥するとほとんど施工前と変わらない風合いになります。
また親水コーティングも、施工後は既存の塗装の色ツヤはほぼ変わらないため、今の外観をそのままに施工ができます。
梅雨の雨をうまく利用しよう!
撥水剤と親水コーティング剤、どちらも大きく今の外観を変えることなく施工できることができ、撥水剤は漏水と建物劣化のリスクを減らし、親水コーティングは雨を利用して、外壁の汚れを落とすのに一役買ってくれます。
梅雨の雨は憂鬱ですが、そのお陰でご自宅の外壁が勝手にキレイになると思えば、悪くはないと思いませんか?
外壁の塗り替えと合わせて、是非ご相談下さい!
まとめ
次回は、毎年過酷さを増す夏時期に向けて、遮熱塗料のお話をしたいと思います。
無料診断やお見積もりも承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。後悔しない塗料選びで、大切なお住まいを長持ちさせましょう。