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訪問販売に注意!知らないと損する塗装業者のトラブル事例
みなさん、こんにちは!
株式会社トータルアートの花木です。
今回は塗装業界でよく見かける問題でもある「訪問販売によるトラブル」についてお話したいと思います。特に、屋根や外壁に関する点検や修理を装った詐欺的な手口が多く報告されていますが、この記事では最新の訪問販売トラブル事例を紹介し、読者の皆さんが同様の被害に遭わないよう注意を喚起していきたいと思います!ぜひ、最後までご覧ください。
1. よくあるトラブルの事例
まず、最も多く報告されているのが「屋根がパカパカしているよ」という訪問手段です。業者が突然自宅を訪問し、玄関先で「屋根が浮いていますよ」「今すぐ修理しないと大変なことになります」と不安を煽り、不要な修理や高額な工事を強引に進めようとする手口です。テレビのニュースでも神奈川県で取り上げられていましたね。。具体的な会社名や個人名を名乗ってから指摘をしてくるみたいです。私たちもお客様のことを思えば当然、事実に基づいた指摘はさせていただいておりますが、塗装や改修工事の第一歩目から不安を煽るようなやり方は推奨していません。
最新のケース:悪質業者の摘発
最近、ある地方都市でこの手口を使っていた業者が摘発されました。この業者は、高齢者を中心に「屋根が危険な状態だから緊急に修理が必要だ」と告げ、契約を迫るという手法を取っていました。実際には、屋根に問題はなく、修理の必要は全くなかったにもかかわらず、多額の費用を請求していました。
警察の捜査により、この業者は違法な訪問販売を行っていたことが明らかになり、詐欺罪で逮捕されました。被害総額は数千万円に上り、多くの被害者が金銭的な損失を被る結果となりました。このような被害は特に台風シーズンに多発するため、細心の注意が必要です。
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2. 塗装業者による訪問販売トラブル事例
「屋根がパカパカしている」というトラブル以外にも、塗装業者による訪問販売にはさまざまなトラブル事例があります。ここでは、特に注意すべき3つのケースを紹介します。
2-1. 不必要な高額修理の強要
訪問販売業者が家を訪れ、「屋根や外壁が非常に危険な状態です」と告げ、不必要な高額修理を強要するケースです。この手口は、特に建物の状態をよく理解していない高齢者や一人暮らしの方をターゲットにしています。
事例
ある女性が、自宅に突然訪れた業者に「屋根が今にも崩れ落ちそうだ」と言われ、恐怖心から高額な修理契約を結んでしまいました。実際には、業者が示した「損傷部分」は、経年劣化によるものではなく、故意に作られたものでした。業者が屋根に登って確認する際に、意図的にタイルを動かしたり、隙間を作ったりして不安を煽っていたのです。
この女性は、後に別の信頼できる業者に点検を依頼し、騙されたことに気づきました。彼女は契約を解除し、業者を警察に通報しましたが、既に支払った一部の費用は戻ってこなかったというケースです。
2-2. 突然の契約迫り手法
訪問販売の中でも、「今契約しないと値引きができません」「今日中に契約しないと材料費が値上がりします」などと契約を急がせる手口も一般的です。この方法では、冷静な判断をさせないようにし、消費者が急いで契約してしまうことを狙っています。安くなることは魅力的ではありますが、1日で値上がりするような商品はこの業界では特異なことなので「高くなっても良い工場をお願いしたいので」など、冷静に考える時間を確保するようにしてみてください。
事例
ある男性が、塗装業者に「今契約すれば50%オフになる」と急かされ、即決で契約書にサインをしました。しかし、後になって他の業者に相見積もりを依頼したところ、そもそも値引き前の価格が市場価格よりも非常に高額であることが判明しました。最終的に、男性はクーリングオフ制度を利用して契約を解除しましたが、精神的にも大きな負担を感じたとのことです。
2-3. 保険金を利用した不正請求
火災保険を利用して屋根や外壁の修繕を行うケースは合法ですが、この仕組みを悪用して不正請求を行う業者も存在します。業者が消費者に「保険を使えば無料で修理できます」と持ちかけ、実際には必要のない工事を行い、保険金を不正に請求するという手口です。
事例
ある家庭で、訪問販売業者が「台風で被害を受けた屋根を保険で修理できます」と提案してきました。業者は、実際には問題のない箇所を「壊れている」と偽り、修理を行いました。その後、保険会社が査定を行った結果、不正請求が発覚し、保険金が支払われないどころか、家族は不正請求に加担したとして多額の損害賠償を求められることとなりました。
このようなトラブルは、特に台風シーズンに多発するため、保険を利用した修繕を行う際には慎重な判断が求められます。
3. 訪問販売に対する対策と心構え
これらのトラブルを避けるためには、いくつかの対策と心構えが必要です。
3-1. 訪問販売業者に対して冷静に対応する
まず、突然自宅を訪問してきた業者には、冷静に対応することが重要です。すぐに契約を迫られる場合は、特に注意が必要です。即決を迫ってきた場合は必ず時間をおいて返事を電話やメールなどでするようにしましょう。また、家族や友人、信頼できる業者に相談する時間を設けるとより安心して判断できるかと思います。
3-2. 必ず複数の業者に見積もりを依頼する
訪問販売業者の話を鵜呑みにせず、必ず複数の業者に見積もりを依頼することが推奨されます。これにより、相場価格を把握し、業者の言い分が適切かどうかを判断することができます。
3-3. クーリングオフ制度を理解する
訪問販売で契約を結んだ場合でも、クーリングオフ制度を利用することで、一定期間内であれば契約を無条件で解除することができます。この制度をしっかり理解しておくことで、不本意な契約を避けることができます。
3-4. 保険の適用について慎重に判断する
火災保険などを利用する際は、業者の言うままに進めるのではなく、保険会社や弁護士などに相談し、適切な手続きが行われているかを確認することが重要です。
4. まとめ
訪問販売による塗装業者のトラブルは、今後も注意が必要です。特に「屋根がパカパカしている」といった言葉で不安を煽る手口には警戒が必要です。今回紹介した事例を参考に、訪問販売に対して適切な対処を心がけ、安心して家のメンテナンスを進めていきましょう。
また、台風シーズンには特にこのような訪問販売トラブルが多発する傾向にあるため、細心の注意を払って業者を選ぶことが重要です。業者選びは慎重に行い、信頼できるパートナー選びや工事内容の確認、実在する会社かどうかを調べることがトラブルを未然に防ぐ最善の方法です。
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