• 業者選びの4大チェックポイント

外壁塗装をどんな業者に依頼するのか……、これはスタートラインにおいてきわめて重要です。なぜなら、まかり間違って悪質な業者を選んでしまうと、手抜き工事や追加料金の請求、近所からのクレームなどさまざまなトラブルに泣かされることになるからです。

そこでこちらでは、外壁塗装工事で後悔しない、失敗しないために、どんなことに注意して業者選びをすべきか、川崎市高津区・宮前区で外壁塗装を手がける「株式会社トータルアート」が大切なチェックポイントを解説します。

いくつか候補に挙がった業者から、ご自身の条件に合う最善の一社を選ぶには、まず相見積もりを取ってその内容を比較する必要があります。

とはいえ、ただ金額が安ければよいというわけではありません。ものの価格には相場というものがあるからです。

もし、「安いだけ」がメリットの業者に発注してしまったらどうなるでしょう。当初は予定になかった追加工事が度重なって結局は法外な額を請求されたり、反対に下塗り・中塗り・上塗りと本来3度塗りして仕上げる工程を2度に省略されたり、質の悪い塗料を使われたりすることにもつながりかねません。見積もり段階で、相場とかけ離れた低い額を提示してくるような業者は、結局はこうやってつじつま合わせをしようとするので要注意です。また、見積もりをチェックする際は、額面の数字に気を取られてはいけません。どんな作業や材料にどれだけの費用がかかるのか、その内容が詳細にわたって具体的に示されているか確認することが大切です。「～一式」「～その他」というようなあいまいな表現があったら、その業者は信用してはいけません。

最初に打ち合わせしたことと実際の工事内容が違う──というのはよくあるトラブルのひとつ。とくに相手が悪質な業者ではそのリスクが大きくなります。こうした事態を回避するには、どんな些細な約束事でも書面として残すようにしないといけません。そうでないと、後々、「言った」「言わない」で揉めることになり、責任を追及することも容易ではなくなるからです。必要ならICレコーダーなどで担当者とのやりとりを録音するのもよいでしょう。ただ、すでに発注した相手が悪質な業者だと厄介です。見積もり段階からステップごとに積極的に証拠を残すようにして、その業者の出方を見ましょう。書面に残したり、録音したりするのを避けるような業者は問題外。候補から外すのが得策です。

塗り替えたばかりの外壁を見ても、一般の方にはそれが良質な仕事の結果か、粗悪なものかの判断が付きにくいのも確か。それなら、業者の対応や仕事ぶりに注目するという手もあります。たとえば、ご近所で外壁を塗り替えたお宅があったら、業者の評判を聞いてみるとよいでしょう。後々クレームになるようなことがなく、対応などにも満足されているようなら合格です。しかし、工事完了後に塗り直しが発生しているようなケースなら注意が必要。また、追加工事などで法外な額を請求された、ご近所まわりが不徹底で施工中に苦情が寄せられたといった場合も、その業者はリストから除外するのが得策です。

最近ではどんな業者でも自社のホームページを公開しています。なかには施工事例を紹介している会社もあるので、内容をチェックしてみるとよいでしょう。掲載されている事例の数が十分に豊富にあり、各事例の説明が詳細にわたって記載されていればその業者は信頼できます。また、どのエリアで主に営業展開しているかという点にも注目してください。もし、そこにご近所の例があれば、ぜひ、現地に足を運んでみたいところです。可能なら前述のように、業者の仕事ぶりや対応について満足のいくものだったか、金額や施工品質で問題がなかったかなどを直接たずねることができればなお理想的です。